今日は、ちょっと早めに帰る事が出来たので、前から気に成っていたハブのグリスアップを決行しました。
始めてしまうと1時間ほどで出来てしまうのですが、中々腰が上がらずに今日に成ってしまいました。
約5000kmほど走った状態ですが、かなり乳化していますね。
まず、グリスアップに必要なものを揃えます。
専用工具は、ロックリング回しとスプロケ外し、ハブスパナの3つ。
後は大きめのモンキー、グリスに洗浄剤が有れば作業開始です。
まず、ハブスパナで中空シャフトにねじ込んで有る、締め合わせナットを外します。
この時、必ず片側だけを外します。
両側を外してしまうと、後でセンター出しが大変だからです。
片側のナットを外したら、逆側からシャフトをゆっくり抜き取ります。
シャフトを抜く時に、ベアリングボールを無くさないように気を付けて!
転がって何処かへ行ったら探すのが大変です。
ハブ内の汚れたグリスの洗浄と、同時に各パーツも綺麗に洗浄します。
今回は、ベアリングボールに傷が無っかたので、そのまま使うことにします。
洗浄の終わったワンのレース部分にグリスを乗せ、ベアリングボールをセットしていきます。
グリスの量は、こんな感じです(これでもちょっと多いかな?)
人によっては、ベアリングボールがすっかり隠れるほどタップリとグリスを盛ると言いますが、私はなるべく少なめが良いと思っています。
それは、グリスが抵抗に成ってしまうのと、空間をグリスですっかり埋めてしまうと熱の逃げ場がなく発熱の原因になると考えています。
もちろん、グリスを少量にするとメンテナンスサイクルは短くなってしまいますが。
次に、シャフトを戻しますが、この時にベアリングボールを、ズレたり落としたりしないように注意します。
最後に玉押しと締め合わせナットをセットして仮組みが完了です。
そして、この後がハブのグリスアップで一番大事なベアリングの当たり出しです。
私のやり方は、昔ある自転車屋の大将に教えて頂いた、独特なものです。
大将が言うには、「おまえら!素人には感なんて無いんだから、何回も自転車に付けて確認しろ」だそうです(笑)
まず、ちょっと緩めに締めこんで自転車に取り付けます。
もちろん、クイックもしっかり締めこみます。
クイックを閉めると、閉め合わせの感じが変わるからです。
ガタの確認をしながら、外しては少し締めこみ、また自転車に取り付けるをなんどか繰り返します。
これを繰り返すと、ガタが無くなる瞬間があります。
文章にすると上手く伝えられませんが、ガタが有るか無いかのほんのちょっと次の瞬間です。
オヤジの貧素な表現力ではこれが限界です(笑)
でも、ここは走りの肝なので妥協しないで頑張りましょう。
リヤは、スプロケットを外す作業が増えますが、手順は同じです。
最近のハブは、シールドタイプのカセットベアリングが、主流なのであまり為には成らない記事でした(笑)