自転車と私

自己紹介
1952年、川崎にてごく平凡なサラリーマン家庭の気楽な次男坊として産声を上げました。

まだ一般家庭にはテレビも無く、冷蔵庫も電気を使いません(上段に氷を入れて冷やします)、蓄音機などと言う手動のレコードプレーヤーが有りました。もちろんゲームなんて有る訳も有りません。

こんな時代なので、子供は外で遊ぶものと相場が決まっていました。塾に通う子供も殆どいなく、みんな日が暮れるまで泥だらけに成って遊んでいました。

子供の頃から冒険(と言っても子供なので、たかが知れていますね)が好きで、何にでも興味を持ち、好奇心が強く、好きな物にはトコトンのめり込む性格でした。(好きなものだけですが)

良いのか悪いのか50才を超えた今も、この性格は余り変わっていないようです。

自分でも嫌に成るほど、凝り性で、細かい所に神経質で、典型的なA型だと良く言われます。(最近は年寄りの頑固も加わっていますが)

ちなみにハンドルネーム“Loloは、奥様の母国フィリピンで使われているタガログ語で“お爺さん”と言う意味です。

こんな年寄りが独断と偏見で作るBlogですが、よろしくお願い致します。

名 前Lolo(ロロォと読みます)
性 別
住 所神奈川県川崎市多摩区某所
誕 生 日1952年8月吉日
年 齢60才
星 座獅子座
血 液 型A型
出 身 地神奈川県
性 格典型的なA型?&年寄りの頑固
趣 味当然!自転車通勤で遊ぶ事 電動ラジコンカー(休止中)
特 技道に迷う事
好きなもの家族が1番 自転車が2番 後は、とにかく寿司!
嫌いなものルールを破る事 セロリ

自転車との出会い

今から30年以上も前、日本一週を何回も達成し、オーストラリア一週やカナダ縦断などを、やり遂げた正真正銘の“自転車バカ”な友人に、「新しい自転車作ったから、これあげるよ。自転車やって見たら?」と、彼が日本一周に使った一台のランドナーを譲って貰った事が、切っ掛けで自転車の世界に目覚める事に成りました。

元々、凝り性な性格だったのと、譲ってもらったランドナーのサイズが小さかった為、我慢できずに前々から興味が有ったロードレーサーを購入し、ツーリングからロードレースの世界へ移行して、主に奥多摩や相模湖周辺を練習フィールドにチャレンジロード等にも参加しました。しかし人と競い合うより、一般道での、単独長距離タイムアタックにその魅力を感じ始めました。

最初の頃は、まさに単独で自宅から往復200~250Km前後のコースを設定し、同じコースを何度も走り、タイムの短縮に自己満足していました。今では、ブルベやグランフォンドなどと言われ、一般的にも人気が出てきているようですね。

最も印象に残っているのは、ある時友人から「東京から大阪まで、何時間で走れる?完走できる?」と言われ、「出来るでしょう!600Kmぐらい!」と、まるで日テレ24時間テレビの 自転車版みたいですが、大阪の日本橋から東京の日本橋までの約600Kmをノンストップで走り切った事でしょう

タイム的には平凡以下だったと思いますが、その充実感、達成感は今でも鮮明に覚えています。特にラスト近くの箱根越えは疲労し切った体に堪えました。

文句一つ言わずに長時間、車で伴走し応援を続けてくれた友人がいなかったら、完走は出来なかったと思います。

その後、仕事が多忙を極め、長い間自転車から遠ざかる事になり、すっかり自転車の事など忘れた頃、シャレで始めた自転車通勤があまりに気持ち良く、昔の“病気”に再び火が着き、今に至っています。

しかし、昔と同じように走れる訳も無く、スローライドをエンジョイしています。昔は早く走る事ばかりを考え、景色を楽しむ余裕も無かったのですが、今は違った自転車の楽しみ方を満喫しています。“趣味以上、競技以下”と言うスタンスでしょうか。

自転車通勤デビュー

ある日、息子が「とうちゃん!誕生日プレゼント、マウンテンバイクが欲しいな」と言い出しました。「そう言えば、昔ロードバイクにハマってたな!」最近運動不足だし、多摩川も近いし「よし!可愛い息子とポタリングでもやるか」と、息子に便乗して¥19800のなんちゃってマウンテンバイクを買ってしまいました。

当時、ちょうど通勤先の横浜で、エコ!エコ!と環境問題がヒートアップしている頃だったと思います。お調子乗りな性格から、「此れからは、エコロジーな時代、ロハスでしょう。自転車通勤でしょう!」と、自分の歳も省みずシャレのつもりで言ったのが切っ掛けで、年寄りの自転車通勤にはかなり長い往復60Kmの旅が始まる事に成ってしまいました。

最初は片道30Km近い距離に「おいおい、大丈夫か?」と、かなり不安に成り、休日にテストランを決行する事にしました。買ったままの状態でスタートし、20Kmを越えたあたりで「あぁ~ッ!ケツが痛い、前傾がツライ、まだ3分の1だぞ!」昔と余りにも違うただのオヤジが、嘆いていました。

ヘロヘロに成りながら往復60Kmを何とか走り終え、足は痛いわ、首は痛いわ、手は痛いわ、まさに満身創痍でした(笑)ただ、言い出したからには、止められない意地っ張りな性格なので、筋肉痛も癒え(これまた老体の為回復が遅い)ちょっと自転車もアレンジ!サドルを変えステムも短い物に変更して準備を整えました。

初の自転車通勤、決行日かなりの不安を、抱えながら3時間の余裕を持ってスタート「あらぁぁ~!大丈夫じゃん!痛く成らないぞ」と、約2時間で到着(まだ誰も来ていない。当たり前だけど)でした。
サドル、ステムの変更で此れほど変わるとは、「流石、昔取った杵柄キモを知っているの~」と一人納得していました。それでも帰宅後は、流石に疲れたのか何時もより、早く床に着き熟睡に入りました。

此れが、私の自転車通勤デビューです。早朝の風を受けて走る気持ち良さ、その何物にも変え難い爽快感を求めて、今も通勤時間を遊び に変えて楽しんでいます。

通勤で遊ぶ

皆さんは、通勤時間にどの位、掛かっていますか?私は、電車通勤で片道約1時間40分、往復でなんと3時間20分も掛かっています。週5日で、16時間40分、年間にして約780時間!つまり計算上では1ヶ月近くの時間を、電車に揺られてストレスの溜まる時間を、無駄に過しています。(ちょっと強引な計算ですが)

1ヶ月有れば、世界1週旅行でも出来ます。この時間を有意義な遊びの時間に変えられたら、どんなに楽しいか。自転車と言う趣味を、この時間に当てれば、通勤の為の移動手段、趣味としての遊びの時間と、まさに“一石二鳥”です。

自転車通勤を始めて見ると、意外な事に通勤時間が、其れほど変わらない事に気が付きます。此れは、決して電車と同じスピードで、走れる訳ではなく(当たり前ですね)乗り換え時間や、徒歩の時間がかなり掛かっていると言う事でしょう。

また、電車通勤では感じる事も無かった、季節の移り変わりや、自転車のスピードで無いと味わう事の出来ない景色の変化など、実に感受性が高まる事を感じます。

当たり前の事ですが、電車通勤では殆どの人が定期を購入するでしょう。強制的に行きも帰りも、同じ経路を黙々と通う事に成るので、此れがまた辛いですね。

そして朝夕の通勤ラッシュがまさに殺人的な混雑率に絶えること有るのみでしょう。ギュウギュウ詰めの車内で、ひたすら“我慢!我慢!”考えただけで、うんざりして来ます。

自転車通勤ではどんなルートを取ろうとも、自由に気分しだいで決められます。例えば、仕事が早く終わった日、ちょっと回り道をして気分転換!たまには、最短ルートでタイムアタック?まさに気分次第で変幻自在に楽しめます。

また、結婚していれば大切な家族の為に、休日は家族サービスなどが、忙しく自転車で出掛けてばかりはいられませんね。誰にも遠慮せずに心置きなく、趣味に没頭できる時間が持てる、其れが自転車通勤です。しかもその気に成れば、毎日出来てしまいます。

此れから自転車通勤を、始めようかと考えている方、ダイエットの為?経済的だから?理由は何でも良いでしょう。とにかく一度走ってみてください。きっと、動機なんて何だか忘れてしまう程、気持ちの良い遊びの世界に、ドップリとハマる事、請け合いです。